マウスピース矯正中の歯磨き
こんにちは。梅雨の時期に入り,じめじめとした暑い日が続きますね。
さて、マスク生活の中で矯正治療を始められた方も多いのではないでしょうか。最近ではマウスピース矯正をされる患者様が増えています。
従来の矯正治療ではワイヤー矯正が主流でしたが、ワイヤー矯正は歯の表面に矯正器具がついている為歯ブラシで磨きにくい、磨き残しが増えやすいために虫歯のリスクが高くなる、金属のワイヤーが目立ってしまうなどのデメリットがありました。しかしマウスピース矯正は、ご自身でマウスピースを取り外して歯を磨くことができるので、矯正前と同じように歯磨きをしていただくことが可能となっています。
矯正前と同じように歯磨きしていただけますが、+αでお掃除していただくと虫歯のリスクを抑えることができます。
マウスピース矯正は歯を並べるスペースを作るために専用の器具を使い、歯と歯の間を少し削ることがあります。歯が動くまではそのスペースが空いていますので物が挟まりやすくなったりします。隙間には歯ブラシの先が間に入りにくいためフロスや歯間ブラシを使用してお掃除していただくことをおすすめします。
マウスピース矯正では歯を動かすためにアタッチメントと呼ばれる突起を歯の表面につけます。アタッチメントの周囲は汚れがたまりやすくなるので、ブラシをいろいろな角度から当て、丁寧に磨いていただく必要があります。
お出かけ先ですぐに歯が磨けない場合は…
基本的に食事の後は歯を磨いてマウスピースを装着していただきますが、お出かけ先などですぐに歯を磨けないこともあると思います。そんな時はマウスウォッシュなどの洗口液を使用して(なければしっかり水で口をゆすいで)お口の汚れを落としていただくことがおすすめです。ドラッグストアなどでも小さいサイズで販売されているので持ち歩いていただけます。ただマウスウォッシュは虫歯などの原因となる歯垢を落とすことが出来ないためできるだけ早く歯磨きすることをおすすめします。
虫歯歯周病をしっかり予防して、理想の歯並びにしましょう。矯正のご相談にもぜひお越しください。
本記事作成者
奈良市 学園前山田兄弟歯科
歯科助手 北條