歯のブログ
舌にも筋トレが必要??
みなさま、「舌圧」という言葉をご存知でしょうか。
舌圧=舌が上あごに接する力のことです。
舌は筋肉で出来ているため、歩かないと足の筋力が低下してしまうのと同様に、
柔らかいもの、つるっと飲み込めるものばかり食べていると舌圧は低下してしまいます。
では、舌圧が弱いとどうなるのでしょうか。
舌の運動機能が低下し、噛んで飲み込む一連の動きに支障が出ます。
食道に食べ物を送る力が弱くなり、食べこぼしが増える、むせる、誤嚥性肺炎などの原因になり、
栄養摂取低下に繋がるかもしれません。
これまで舌圧の低下は、加齢が大きな原因と考えられていました。
しかし、若い人でも「飲み込みにくい・むせる」という自覚症状のある人がいる、
というデータもあるようです。
軟食の時代と言われている現代の食生活から見ると、舌圧低下は高齢者だけの問題ではなくなっているのかもしれませんね。
低下した舌圧は改善できる?
普段の生活でできることは、‘‘硬いもの‘‘や‘‘歯ごたえのあるもの‘‘を食べることです。
会話をしたり、歌ったりと舌をしっかり使う事でも鍛えることができます。
また、舌圧トレーニングにおすすめの商品を紹介します。
「ペコぱんだ」
という商品で、お手軽に舌圧を鍛えることができます。
受付商品棚にて販売しておりますので、ご興味ありましたらぜひ一度ご覧ください。
本記事作成者
学園前 山田兄弟歯科
受付 村岡
参考資料:
・舌機能、舌圧を中心に口腔機能研究の情報を発信 お口の情報室
・嚙むこと研究室