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親知らずは抜くべきか

みなさん、親知らずはご存知でしょうか。

親知らずは前から数えて8番目の歯を指します。

一般的には大学生くらいに抜く歯、抜いた後に腫れる、と言ったイメージがあるかもしれません。

誰しもできることなら痛いことは避けたいものです。

そんな親知らずは必ず抜くべきなのでしょうか。

様々な考えや前提条件がありますが、そのままにしておくことと抜くことの利点欠点を比較して抜歯の決定をします。

もし、上下の親知らずが真っ直ぐ生えていてかつ正しく噛んでいれば歯として機能していると言えるでしょう。

また奥歯になればなるほどお手入れが難しくなります。

その点で、一番奥に生える親知らずはお手入れが難しい歯と言えます。

まっすぐ生えていて正しく噛んでおり、適切にお手入れができているならすぐに抜く必要は少なそうです。

一方でまっすぐ生えていない場合や、お手入れが難しい場合は抜歯が選択肢になります。

お手入れが難しいと、手前の歯に虫歯を作る原因になったり周りの歯茎が腫れる原因になります。

機能していない歯が原因で機能している歯に悪影響を与えるのは悲しい話と言えます。

ですので、レントゲンや口の中の状態などを勘案して必要であれば歯科医師は抜歯の提案を行います。

また抜歯を行うのであれば若いうちにすませておくと傷の治りもよく、抜きやすくもあります。

親知らずの抜歯は歯科治療で怖いと感じる治療の一つかもしれませんが、その先には恩恵があります。

何か問題が起きてからではなく、起きる前に対処することが望ましいですので気になる方は担当医にご相談ください。

本記事作成者

奈良市 学園前山田兄弟歯科

歯科医師 三原

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