歯のブログ
歯周病と全身疾患
代表的な口腔の疾患にはう蝕(むし歯)と歯周病があります。
特に歯周病はさまざまな全身疾患と関連していることが報告されています。
中でも糖尿病は歯周病と双方的に関連している疾患の一つです。歯周病のある糖尿病患者に歯周治療を行うことで、血糖コントロールの指標となるHbA1cに改善が見られることもあるそうです。
その他にも、歯周病は、悪性新生物(がん)、心疾患、慢性腎臓病、呼吸器疾患、骨粗鬆症、関節リウマチ、早産・低体重児出産など、さまざまな全身疾患と関連しています。
歯周病を治療することにより口腔の健康を維持することは、全身の健康維持にとても重要です。
歯周病の初期の段階では自分自身で気づくような症状が出てきませんので、歯医者で定期的に検査を受けましょう。
引用文献
e-ヘルスネット(厚生労働省)歯周病、口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連
日本離床歯周病学会 歯周病について
本記事作成者
奈良市 学園前山田兄弟歯科
歯科衛生士 池田